多摩ニュータウン豊ヶ丘地区(第8住区) †
公団施行の第8住区を構成する豊ヶ丘地区は、貝取地区とともに南部で公団施行エリアにおける第二次入居が行われ、昭和51年3月に入居開始した。南部は諏訪・永山地区から相変わらずの街並みであるが、ここで供給された公団分譲住宅で、多摩ニュータウンの住宅はようやく大型化の傾向を見せ始めた。間取りは3LDKおよび4LDK、専有面積72.88~91.07平米のものが供給され、21世紀に入った現在でも見劣りしない住戸規模になっている。また、諏訪・永山地区と比べ、公園や緑地が多く確保されているほか、歩行者専用道路が地区全体を網羅している。一方、北部は自然地形を残すことが心がけられ、地形・森林を保全した豊ヶ丘北公園や、斜面地に建てられた「ヒルサイドテラス豊ヶ丘」がある。平成9年に公団が分譲住宅事業から撤退した関係で放置されていた「豊ヶ丘の杜」の緑地周辺は、多摩ニュータウン事業の終了間際になって緑地とともに急遽整備されたが、豊ヶ丘北公園の直前で遊歩道が分断されるなど、周辺との整備状況に矛盾を残している。
旧公団分譲 †
公社分譲 †
| 所在地 | 入居年月 |
豊ヶ丘団地 [写真あり] | 多摩市豊ヶ丘3-3 | 昭和53年3月 |
民間分譲 †
UR賃貸 †
都営 †
| 所在地 | 入居年月 |
豊ヶ丘団地 [写真あり] | 多摩市豊ヶ丘6-1 | 昭和51年3月 |