多摩ニュータウン貝取地区(第7住区) †
貝取地区は公団施行の第7住区を構成する。諏訪・永山地区に続いて、豊ヶ丘地区とともに南部において第二次入居が行われ、昭和51年3月に入居開始した。相変わらずのいかにも「団地」といった景観であるが、公園・緑地は諏訪・永山地区と比べ多く確保されている。これは昭和49年に開発者と多摩市との間で「行財政要綱」が定められ、開発にあたりオープンスペースを面積比で30%以上確保することとなったためである。歩行者専用道路もこのころには法整備が進んだため、本格導入されている。その後開発された北部については、既存の雑木林を保全した貝取山緑地と一体で建設された「グリーンヒル貝取」でみられるように、自然地形保全型の計画とされ、開発前の面影を残す景観となっている。また、通常別々に開発が進んできた土地区画整理事業区域と一体的に街を形成することが意識され、東京都施行の同事業の一部が公団に委託された。これにより、近隣センター(団地内商店街)が両事業の境界上に配置されるなど、工夫がなされている。
旧公団分譲 †
民間分譲 †
UR賃貸 †
| 所在地 | 入居年月 |
貝取団地 [写真あり] | 多摩市貝取5他 | 昭和51年3月~昭和53年8月 |
エステート貝取1 [写真あり] | 多摩市貝取1-45 | 昭和58年3月 |
都営 †
| 所在地 | 入居年月 |
貝取団地 [写真あり] | 多摩市貝取3他 | 昭和52年3月~昭和54年8月 |
貝取二丁目団地 [写真あり] | 多摩市貝取2-10 | 昭和60年3月 |